1)IL-17産生を抑制するソウジュツ成分Atractylodinの投与は腸炎モデルで抗炎症効果を発揮した。AtractylodinはIL-17を産生するTh17細胞の分化に関与するIL-6の産生を抑制していた。更に、AtractylodinはIL-6のmRNA発現に関与する転写因子の活性化には影響を与えずgenome DNA上のIL-6 promoterと転写因子NF-kBの結合を阻害していた。 2)腸内細菌代謝産物である酢酸は大腸粘膜上皮細胞においてtubulin alphaアセチル化を介しRap1活性化を阻害することによりflagellin刺激によるIL-8の産生を抑制することを解明した。
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