研究課題
この研究の目的は我が国における成人縦隔リンパ増殖性疾患の分子生物学的,臨床病理学的特徴を明らかにすることにある。H26年度は原発性縦隔大細胞リンパ腫についてその異常が指摘されているCIITAおよびPDE5A遺伝子について検索を行った。遺伝子再構成を検出できるよう、これらの遺伝子の近傍にFISHプローブを作製し、22例の原発性縦隔大細胞リンパ腫に対し、FISH解析を行った。しかし明らかな遺伝子再構成を検出することはできていない。研究期間は終了するが、引き続き、検討を重ねていく予定である。WHO Classification of Tumours of Lung, Pleura, Thymus and Heart, 4th edition (IARC Press) Extranodal marginal zone lymphoma of mucosa-associated lymphoid tissue (MALT)について筆頭著者として原案を執筆したが、その後、共同執筆者との検討・校正を重ね、完成に至った。
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International Journal of Hematology
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10.1007/s12185-014-1714-8
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