研究課題/領域番号 |
24590453
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
山田 正俊 東京医科大学, 医学部, 助教 (50449120)
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研究分担者 |
倉田 厚 東京医科大学, 医学部, 准教授 (10302689)
黒田 雅彦 東京医科大学, 医学部, 教授 (80251304)
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キーワード | 国内研究 |
研究概要 |
免疫組織化学法を用いた検索により、子宮頸部病変において、軽度異形成から上皮内癌に至る段階でhWAPLタンパクの発現が増していることが確認された。 これは現在子宮頸部病変のマーカーとして利用されるp16やKi-67と同等の結果となった。 一方、hWAPLの発現とハイリスクHPVの感染に関する検索を、In situ hybridization法にて行ったが、有意な相関は得られなかった。 また、hWAPLに関するmicroRNAの網羅的検索も行ったが、現在までのところhWAPL遺伝子の制御に関わるmicroRNAの存在は確認できていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
子宮頸部病変の進行とhWAPLタンパクの発現の関連性を示すことができた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きhWAPLの制御を担うmicroRNAの検索を行う。 タンパクレベルでの結果は得られているため、年度内の論文発表を検討している。
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次年度の研究費の使用計画 |
前年度の消耗品使用頻度が予定より少なかったため次年度使用額が生じた。 引き続き研究テーマに必要な実験試薬の購入に費用を充てる。 また、研究成果次第では動物実験に移る予定であり、実験動物購入費用も見据えている。
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