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骨組織で骨吸収を担う破骨細胞は、骨粗鬆症や癌の骨転移などの疾患で治療標的として重要である。破骨細胞の最終分化には、破骨細胞分化因子RANKLと前駆細胞の受容体RANKとの結合が不可欠である。従って骨髄単球系細胞から破骨細胞分化への前段階で、受容体RANKを持つことが重要である点に着目して、受容体RANKの遺伝子プロモータを解析して、RANK発現を誘導する転写因子について検討した。一方、通常のRANKは10個のエクソンで構成されるが、私どもは2個のエクソンのみの変異型vRANKを見い出し、培養細胞でvRANK発現を解析するとともに、vRANKを強制発現する遺伝子改変マウス作製に着手した。
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