本研究では、REV7の精巣での精子形成における重要性を明らかにするために、成体になってからRev7を欠失させる遺伝子改変マウスの作成を行った。当初の計画通りは進まなかったが、新たにRev7遺伝子改変マウスを購入し、現在目的のマウスを作成中である。また、REV7の精巣での役割を解明するために、REV7を高発現するRev7トランスジェニックマウスを利用して、精巣内でREV7が相互作用を示す蛋白の同定を行った。免疫沈降法にていくつかの候補となるバンドが認められたが、得られた蛋白量が少なく、質量分析を行うまでには至らなかった。さらに継続する予定である。
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