結核菌ゲノム上のRD1領域は、マクロファージの細胞内カルシウム濃度の上昇を介してカルパインを活性化し、IL-1αの成熟化と分泌に関与する。また、結核菌に対する感染防御の誘導に関わるASCは、144番目のチロシン残基がプロテインキナーゼであるJnkおよびSykによりリン酸化を受けると、スペックと呼ばれる凝集塊を形成する。ASCスペックはcaspase-1を活性化し、成熟型IL-1βやIL-18産生が誘導されることが示された。さらに、PD-1シグナル経路はエフェクターT細胞の機能制御に強い効果を発揮するが、メモリーからエフェクターT細胞への分化制御には、Tim3経路が重要な役割を果たしている。
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