研究成果の概要 |
腸管出血性大腸菌(EHEC)はHUSの原因となるStx1と2を産生する。しかしワクチン開発は成功していない。我々は両毒素に対する経鼻投与ワクチン及び抗体治療薬の作成を試みてきた。その結果ワクチン候補としてStx2B-Hisの作成と抗Stx2B-His抗体が両毒素を交差性に中和すること(Vaccine, 26:469,2008、2092.2008)、経口投与治療薬の可能性のあるStx1と2を交差性中和するニワトリIgYの作成(PLos One, e26526,2011)に成功した。そこで今回、両毒素を交差性に中和するヒトまたはマウスMAbを分離し、HUS治療薬としての臨床応用を目的とした。
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