研究課題
基盤研究(C)
本研究ではHsp70によるウイルス複製制御機構を明らかにし、HIV-1の感染・増殖を是正する方策を探った。その結果、宿主内因子であるHsp70はHIV-1感染細胞でも内在APO3Gを発現している細胞においてVifによるAPO3G分解を抑制し、HIV-1の粒子へのAPO3Gの取り込みを促進することで、HIV-1の感染性が著しく減弱した。PGA1が新規エイズ治療薬の候補と期待される結果が得られた。
分子生物学、ウイルス学