高脂肪食摂餌により、内臓脂肪組織において可溶型MD-1が産生されることを見出した。MD-1トランスジェニックマウスは、野生型マウスと比べて血清可溶型MD-1の過剰産生を認めたが、内臓脂肪組織炎症、肥満、インスリン抵抗性に変化を認めなかった。 また、RP105/MD-1及び炎症マーカーの発現を低下させる天然薬物としてisoliquiritigeninを見出した。高脂肪食マウスへのisoliquiritigeninの投与により、内臓脂肪組織の炎症反応及びIL-1β産生が抑制され、肥満、インスリン抵抗性に顕著な改善効果を認めた。
|