研究課題
基盤研究(C)
組織に存在するマクロファージは細菌や死細胞の除去を基本的な機能として持つが、その他の機能存在するそしきにより異なると考えられている。しかし、機能がことなる組織マクロファージがどのような分子機構により生じてくるのかは全く明らかにされていない。脾臓に存在するRed pulp macrophageを組織特異的マクロファージのモデル系として、組織マクロファージの分化の場、おより誘導シグナルの同定を行う。その結果、組織特異的な因子によって組織マクロファージが誘導されていることが明らかとなった。
3: やや遅れている
現在、組織特異的な因子によってRed pulp macrophageの分化を基底している転写因子であるSpi-cが誘導されてくる事が明らかになったが、生体内での証明までには至っていない。理由の一つとして、conditional knock-out マウスの作成に時間をとられていた事が上げられる。しかし、それらのマウスの作成が完成したので、これらのマウスを用いることで生体内で誘導機構を明らかにできると考えている。
引き続きin vitroの系を用い、組織特異的マクロファージの誘導に関わる因子の同定、およびその誘導機構の詳細なる解析を行う。さらには、作成して種々のconditional KOマウスを用いてin vivoの系でも解析を行う予定である。
上記実験を行うための消耗品としての培地試薬、種々の遺伝子のクローニング、及びマウスの解析を行うために各種酵素、試薬、抗体、概要器具、さらにはマウスの維持費が必要である。
すべて 2013 その他
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Int. Immunol.
巻: 25 ページ: 235-246
10.1093/intimm/dxs155.
http://immchem.biken.osaka-u.ac.jp/