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2012 年度 実施状況報告書

組織マクロファージの分化機構およびその生体内における機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24590584
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪大学

研究代表者

伊勢 雅子(香山雅子)  大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (70311339)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード組織マクロファージ / Development
研究概要

組織に存在するマクロファージは細菌や死細胞の除去を基本的な機能として持つが、その他の機能存在するそしきにより異なると考えられている。しかし、機能がことなる組織マクロファージがどのような分子機構により生じてくるのかは全く明らかにされていない。脾臓に存在するRed pulp macrophageを組織特異的マクロファージのモデル系として、組織マクロファージの分化の場、おより誘導シグナルの同定を行う。その結果、組織特異的な因子によって組織マクロファージが誘導されていることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在、組織特異的な因子によってRed pulp macrophageの分化を基底している転写因子であるSpi-cが誘導されてくる事が明らかになったが、生体内での証明までには至っていない。理由の一つとして、conditional knock-out マウスの作成に時間をとられていた事が上げられる。しかし、それらのマウスの作成が完成したので、これらのマウスを用いることで生体内で誘導機構を明らかにできると考えている。

今後の研究の推進方策

引き続きin vitroの系を用い、組織特異的マクロファージの誘導に関わる因子の同定、およびその誘導機構の詳細なる解析を行う。さらには、作成して種々のconditional KOマウスを用いてin vivoの系でも解析を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

上記実験を行うための消耗品としての培地試薬、種々の遺伝子のクローニング、及びマウスの解析を行うために各種酵素、試薬、抗体、概要器具、さらにはマウスの維持費が必要である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Transport of misfolded endoplasmic reticulum proteins to the cell surface by MHC class II molecules.2013

    • 著者名/発表者名
      Jiang, Y., Arase, N., Kohyama, M., Hirayasu, K., Suenaga, T., Jin, H., Matsumoto, M., Shida, K., L. Lanier, L., Saito, T. and Arase, H.
    • 雑誌名

      Int. Immunol.

      巻: 25 ページ: 235-246

    • DOI

      10.1093/intimm/dxs155.

    • 査読あり
  • [学会発表] Transport of misfolded ER proteins to the cell surface by MHC class II molecules

    • 著者名/発表者名
      Jiang, Y., Arase, N., Kohyama, M., Hirayasu, K., Suenaga, T., Jin, H., Matsumoto, M., Shida, K., L. Lanier, L., Saito, T. and Arase, H.
    • 学会等名
      第41回日本免疫学会学術集会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県)
  • [備考] 大阪大学微生物病研究所免疫化学分野

    • URL

      http://immchem.biken.osaka-u.ac.jp/

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公開日: 2014-07-24   更新日: 2020-03-17  

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