分子イメージング研究から、抑制性補助刺激受容体PD-1が、リガンド結合を機に、T細胞シグナルソームTCRマイクロクラスターに集まり、脱リン酸化酵素SHP2をリクルートすることで、T細胞活性を抑制することが分かった。また、免疫チェックポイント分子治療薬抗PD-1抗体は、PD-1のTCRマクロクラスターへの凝集を阻害した。活性型補助刺激受容体ICOSは、リガンドとの結合を機に、フォスファチジルイノシトール3リン酸キナーゼPI3Kのリクルートを増強していた。T細胞活性化は活性型および抑制性補助刺激受容体シグナルソームの時空間的制御を受けていた。
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