【対象】2012年1月から12月までに局所前立腺癌と診断され前立腺全摘除術を施行された日本人(JM)88名、韓国人(KM)285名。QOLの評価にはExpanded Prostate Cancer Index Composite (EPIC)を用いた。【結果】術前及び術後の排尿機能および排便機能に両群に有意差を認めなかった。術前の性機能はKMのほうが高値を示した。性負担感はJMのほうが軽度であった。術後の性機能は両群に有意差を認めなかった。性負担感はKMのほうが大きかった。【結論】質問票による評価では両国の性機能に対する意識の相違を認めた。
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