研究課題/領域番号 |
24590611
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
浜田 淳 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70334886)
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研究分担者 |
齋藤 信也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (10335599)
片岡 仁美 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (20420490)
岩瀬 敏秀 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80614924)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 地域包括ケア / 地方自治体との協働 / 地域医療教育 / 地域医療ビジョン / 機能分化と連携 / 医療・介護とまちづくり |
研究実績の概要 |
平成26年度においては、都道府県における地域医療構想(ビジョン)の策定が政策課題となっていることを受けて、地域における医療機関の「機能分化と連携の推進」を通じた街づくりへの貢献を研究し、研究者、行政官、地域住民らの主催する「地域医療計画実践コミュニティ」という研究会に参加し、「地域医療ビジョン・地域医療計画ガイドライン」として出版した。執筆した「機能分化と連携」では、その現状と課題、アンケートによる都道府県職員の意識とニーズ、医療提供体制のあるべき姿と推奨施策、再編事例について記述した。 これまでの研究を総括するものとして、「地域医療ビジョン・地域包括ケアと大学人の役割」を雑誌に発表した。地域医療やまちづくりに関する大学人の役割として、行政に対するデータ分析等の指導、二次医療圏などの地域におけるコーディネータの役割、ビジョン策定にあたっての理念の明確化を提案した。同時に、大学人が地域の街づくりにかかわっていく方法と、地方自治体との協働、地域医療機関との連携による地域医療教育の実践などの実績の積み重ねについても論じた。 こうした活動及び関連した活動について、学会やシンポジウムの場で発表した。 主任研究者及び分担研究者が主に執筆した『医療経済学・地域医療学』というテキストを使用して、学部生並びに大学院生に地域医療、地域介護とまちづくりとの関連について教育活動を行った。 これまでの主たる研究成果である7本の論文を所収する研究報告書をまとめ、研究者、行政関係者、学部学生、大学院生、医療・介護関係者に配布した。
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