研究課題/領域番号 |
24590614
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小林 慎治 京都大学, 情報学研究科, 講師 (20423519)
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研究分担者 |
木村 映善 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20363244)
上野 雄文 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00441668)
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キーワード | 国際情報交換 / 医療情報標準 |
研究概要 |
平成25年度の目標は1)自己組織化マップの生成、2)オントロジーの生成、3)オントロジーの評価と調整、4.)アルゴリズム調整であった。各目標についてその実績について説明する。 1)自己組織化マップの生成は、アーキタイプモデルを解釈することにより自己組織化マップと代替することとした。Ruby言語で解釈し、Ruby on Railsを利用してWebアプリケーションとして自動展開することも可能である。 2)オントロジーの生成については、アーキタイプモデルを解釈し自動生成することができるようになった。更に多言語対応も進めており、アーキタイプに定義された翻訳と合わせて、診療概念モデルを多言語表現させることも可能となっている。1)と合わせてMEDINFO2013でデモを行った。 3)オントロジーの評価については、複数の実験を行った。自動生成するパターンが複数あるがそのどれが良いのか現在も調整を行っている。MML(Medical Markup Language)標準についてのオントロジー解析とそのマッピングについて自動演算を行った。MMLを直接ボキャブラリとして、対応するアーキタイプモデルを生成する一方で、openEHRのリポジトリにあるアーキタイプと同時にマッピングすることができるように対応を進めている。 4)3の自動生成と合わせて継続してアルゴリズムの調整を行っている。多重評価によるパフォーマンスの低下の克服が現在の課題である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定とほぼ同じ課題をこなしている。しかしながら、入念に検討すべき課題やアルゴリズムの調整も残っており、平成26年度も引き続き検討及び研究していき平成26年度の研究計画につなげていく方針である。
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今後の研究の推進方策 |
基本的な部分については既に構築されているために今後は応用範囲を広げながら実際の理論について検証を続けていく予定である。本研究による成果の一部はオープンソースソフトウェアとして公開しており、国際的協力も得られている。 国内及び国際学会で報告する予定であり、論文報告も予定している。
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次年度の研究費の使用計画 |
予定より物品費、人件費が低くついたため。 本年度は学会発表を多く予定しているため、旅費として消費される予定である。
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