研究課題/領域番号 |
24590621
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
山本 武志 札幌医科大学, 医療人育成センター, 講師 (00364167)
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研究分担者 |
相馬 仁 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70226702)
酒井 郁子 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (10197767)
橋本 廸生 横浜市立大学, 大学病院, 教授 (00134528)
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キーワード | IPE / 多職種連携教育 / プロフェッショナリズム / 多職種協働 / Collaborative practice / ミックス法 |
研究概要 |
本研究は医療系大学におけるインタープロフェッショナル教育が大学生の学び、プリフェショナリズムの涵養に与える効果・影響を検討する。第1に、インタープロフェッショナル教育の評価が可能な尺度を作成し、学生に対する縦断的・量的研究及び質的研究により、連携・協働のための能力およびスキルの獲得過程を検討する。第2に、インタープロフェッショナル教育がプロフェッショナリズムの涵養に与える影響を検討するために縦断的な調査を行う。 当該年度は、インタープロフェッショナル教育の縦断的・量的調査についてまとめ、研究成果として研究論文にまとめた(大学入学早期からの多職種連携教育(IPE)の評価:地域基盤型医療実習の効果について,山本他,京都大学高等教育研究,18,37-45)。また、多職種連携・協働のコンピテンシーを測定するための尺度開発をすすめた。この尺度は“Respecting Patients”、“Team management skills”、“Fulfilling one’s role as a professional”、“Attitudes and beliefs as a professional”、“Attitudes that improve team cohesion”、“Taken to achieve the team’s goal”の6因子40項目で構成され、信頼性・妥当性を検証中である。この尺度を縦断的な評価に用いることによって、プロフェッショナリズム涵養の程度を測定することが可能で、翌年度の研究に向けた準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は医療系大学におけるインタープロフェッショナル教育が大学生の学び、プリフェショナリズムの涵養に与える効果・影響を明らかにすることを目的としている。プレテスト、尺度開発等、予定していたスケジュール通りに平成25年度の研究は進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度までに作成した多職種連携/協働のコンピテンシーを測定する尺度は、6下位尺度で構成されており、”Fulfilling one’s role as a professional”、“Attitudes and beliefs as a professional”の2下位尺度はプロフェッショナリズム涵養という観点から有用な尺度である。これを用いて、本年度はインタープロフェッショナル教育の評価を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
使用する物品の購入に遅れが出たため。 資料保管用のファイル購入に使用する。
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