研究課題
悪性腫瘍に対する抗がん薬治療では、最適な支持療法を施行した上で有効性を最大限に引き出す至適投与が必要であり、以下のような研究を施行した。最適な支持療法:①化学療法誘導性悪心・嘔吐に対するオランザピンの日本人至適用量に関する検討をCancer Studies Open Accessにて誌上発表し「乳癌化学療法時の悪心嘔吐に関する観察研究」も目標症例数(100)の7割が登録された。②ラパチニブ有害事象と遺伝的素因に関する総説を国内紙に発表し「HER2陽性乳癌に対するDual-HER2 blockage療法におけるlapatinibの服用タイミングおよび薬物動態に関する研究」の成果を本年度の日本TDM学会学術集会にて発表予定である。③抗がん薬投与により発現する便秘を軽減するための行動療法の研究成果をMultinational Association of Supportive Care in Cancerで発表し最優秀ポスター表彰された。Breast Cancer Res Treatにも誌上発表した。至適用量に関する研究:①ドセタキセル薬物動態に及ぼす年齢の影響を、日本臨床薬理学会で発表し、Eur J Clin Pharmacolにも誌上発表した。②アファチニブとビノレルビンの推奨用量を決定する第I相試験を施行しSan Antonio Breast Cancer Symposiumにてポスター発表、Cancer Chemother Pharmacolにも誌上発表した。③ティーエスワンの血管新生抑制効果に関する研究結果をInt J Clin Oncolに誌上発表し、「アンスラサイクリン系薬剤かつ、タキサン系薬剤の治療歴を有する再発・転移性乳癌に対するCPT-11/S-1併用療法の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験」を施行、結果を本年のESMOにて発表予定である。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 5件) 図書 (5件)
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