2014 年度研究成果報告書

霊長類動物モデルを用いた脳梗塞及び脳浮腫の治療法開発

研究課題

研究課題/領域番号	24590658
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	応用薬理学
研究機関	岡山大学
研究代表者	劉克約岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40432637)
研究分担者	西堀正洋 (50135943)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	霊長類動物 / 脳梗塞 / 脳浮腫 / 抗体医薬 / 血液-脳関門 / HMGB1
研究成果の概要	霊長類動物の脳梗塞モデルを用いて、抗HMGB1単クローン抗体について治療効果とメカニズムを検討した。その結果、抗HMGB1単クローン抗体はBBB構造・機能の保護を中心として脳を保護することを示した。虚血によって、HMGB1は細胞核内から細胞外へトランスロケーションされることが確認された。トランスロケーションされたHMGB1は細胞小器官内に輸送される可能性が示唆された。抗HMGB1単クローン抗体の効果は、虚血早期に動員されるHMGB1のトランスロケーションを抑制することが明らかにされた。
自由記述の分野	医歯薬学