研究課題
基盤研究(C)
アザチオプリン(AZA)は中等度以上の炎症性腸疾患に用いられる重要な免疫調節薬であるが、臨床上、薬物応答性の個人差が大きい。この問題の要因を探るべく、本研究ではそのファーマコゲノミック・バイオマーカーの機能的探索を行い、AZAの効果あるいは副作用発現の個人差との関連性を示す遺伝子多型を見出した。これら因子を活用したAZAの個別化適正投与法が示唆された。実践的臨床研究を通して薬学生の臨床研究マインドを育成できた。
臨床薬理学