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2014 年度 実績報告書

組織リモデリングの増悪化分子としての内因性AGEの病態生理と根治的治療への展開

研究課題

研究課題/領域番号 24590672
研究機関就実大学

研究代表者

森 秀治  就実大学, 薬学部, 教授 (50220009)

研究分担者 五味田 裕  就実大学, 薬学部, 教授 (00088709)
豊村 隆男  就実大学, 薬学部, 助教 (40425137)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード組織リモデリング
研究実績の概要

内因性の終末糖化産物(AGEs)が関与する疾患を探索し,その病態生理学的意義の解明ならびに治療法開発を目的として,AGEs結合因子の探索を行った。その結果,これまでの研究でAGEsを特異リガンドに用いた親和性クロマト実験によって,分子量70kDaのAGEs結合因子を肺臓抽出液から単離・同定することに成功した。また,AGEs-AGEs受容体結合評価系実験から,本因子がN末端領域を介してAGEsと炎症性機能クラスターを形成していることも明らかにしている。
最終年度に実施した研究では,本結合因子の最小活性単位の解明に取り組み,様々な組み合わせの合成ペプチドを用いた実験から,N末端領域に独立して2ヶ所の結合干渉ペプチド部分が存在していることが明らかとなった。これらの知見は,内因性AGEsが病巣局所では単独ではなく,何らかの機能的複合体を形成して存在していることを示唆しており,複合体形成因子による機能制御の可能性の道を拓くものである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] HMGB1結合因子の網羅的アレイ探索と機能調節2014

    • 著者名/発表者名
      森 秀治,和氣秀徳,劉克約,勅使川原匡,高橋英夫,西堀正洋,豊村隆男
    • 学会等名
      第37回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜)
    • 年月日
      2014-11-25
  • [学会発表] HMGB1結合因子によるAGEs-RAGE結合阻害解析2014

    • 著者名/発表者名
      森 秀治,和氣秀徳,劉克約,勅使川原匡,高橋英夫,西堀正洋,豊村隆男
    • 学会等名
      第87回日本生化学会大会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都)
    • 年月日
      2014-10-16
  • [学会発表] AGEs結合親和性に基づいたAGEs遮断ペプチドの同定2014

    • 著者名/発表者名
      横山隆太,豊村隆男,和氣秀徳,勅使川原匡,劉克約,高橋英夫,西堀正洋,森 秀治
    • 学会等名
      第125回日本薬理学会近畿部会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山)
    • 年月日
      2014-06-20

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公開日: 2016-06-01  

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