研究課題
平成24-25年度に、2型糖尿病患者74名からインフォームドコンセントを取得後、末梢血を採血し、DNA抽出の後、薬剤感受性DNA解析用のDNAマイクロアレイ(DMETplus)を用いて、ファーマコゲノミクス解析を実施した。同時に、各患者の投与薬剤、薬剤効果等の医療情報を抽出し、関連性を解析した。まず、腎排泄性薬剤であるシタグリプチンの効果と、腎に存在すつ有機アニオントランスポーターSLC22A8、グリコプロテインABCB1との関連性を検討した。薬剤効果については、有効例、二次無効例(有効例が途中より無効になった例)と無効例の3群に分け、SLC22A8、ABCB1の遺伝子型と対応させたが、有意な関連性は認められなかった。SLC22A8、ABCB1両タンパクとも細胞内では、数多くのタンパクと相互作用をすることが知られており、それらの追加解析を実施しているところである。肝臓代謝型の薬剤に関しては、チトクロームP450の遺伝子型解析結果にも続いて、関連性を検討を続けているところである。
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