慢性腎臓病252例・対照249例においてゲノム全領域関連解析を行い、慢性腎臓病に関連する遺伝子多型を5個抽出した。さらに別の2つの集団(慢性腎臓病 910人・対照 838人および慢性腎臓病 190人、対照 1412人)において再現性を検証し、慢性腎臓病に関連する染色体3q28領域のA→G多型(rs9846911)を同定した。また糖尿病性腎症に関連するALPK1遺伝子A→G多型(rs2074381)とG→A多型(rs2074380)を発見した。慢性腎臓病感受性遺伝子多型加え、年齢・性別・肥満・喫煙・高血圧・糖尿病・脂質異常症を包括した慢性腎臓病の個別化予防システムのプロトタイプモデルを開発した。
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