炭水化物の質の糖代謝の影響にGCK、G6PC2、MTNR1B遺伝子多型が修飾するか検討した。対象は小学5年生と中学2年生であった。食事は簡易型自記式食事歴質問票を用い、身体計測も行った。GCK、G6PC2遺伝子多型は、空腹時血糖、ベータ細胞機能と関連があった。低食物繊維摂取群と高グリセミックインデックス群は、空腹時血糖に及ぼす影響がより強かった。MTNR1B遺伝子多型は、男児のみで空腹時血糖、インスリン感受性、ベータ細胞機能と関連があり、低食物繊維摂取群でより強い関係があった。遺伝子―食習慣の交互作用があることを明らかにすることができた。
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