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2012 年度 実施状況報告書

メチルアルギニン誘導体とメタボリック症候群発症リスクに関する職域疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 24590765
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本医科大学

研究代表者

大塚 俊昭  日本医科大学, 医学部, 准教授 (80339374)

研究分担者 川田 智之  日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00224791)
西山 康裕  日本医科大学, 医学部, 助教 (20350077)
稲垣 弘文  日本医科大学, 医学部, 講師 (50213111)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードメタボリック症候群 / 非対称性ジメチルアルギニン / 疫学研究 / 予防医学
研究概要

【目的】本研究は、メタボリック症候群発症における内因性一酸化窒素阻害物質である非対称性ジメチルアルギニン(ADMA)の関与について、疫学的手法を用いて検討することである。研究初年度である本年度は、某企業の健康診断縦断データおよび保存血清を用いて、ADMAの測定を行うことを目的とした。
【方法】某精密機器開発事業所における2005年度定期健康診断において、本研究参加および血清保存について文書による承諾を得られた1169人(平均44±7才、男性1084人)を対象に、保存血清を用い高速液体クロマトグラフィ(HPLC)法によってADMAの測定を行った。
【結果】検体量不足のため測定が困難であった男性1人を除いた1168人について、ADMAの測定を行った。ADMAの平均値は全体で0.45±0.08 nmol/mlであり、男性0.45±0.05 nmol/ml、女性0.47±0.22 nmol/ml(男女有意差なし)であった。ADMAは年齢と有意な正の相関を認めた(r=0.13、p<0.001)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究所年度の目標であったADMAの測定が終了したため、研究は概ね順調であると判断する。

今後の研究の推進方策

研究2年目は、対象者の向こう4年にわたる経時的健康診断データを分析し、メタボリック症候群の新規発症と血中ADMA濃度との関連性を疫学的に明らかにする。また、かかる分析が終了し次第、国内外の学会で発表を行うべく応募を進めるとともに、英文論文執筆を開始する。

次年度の研究費の使用計画

研究費は、上述のデータ分析(統計解析)のための専用ソフトウェアの購入および学会発表(出張費、参加費)、論文投稿(英文校閲費、投稿料等)に用いる。ソフトウェアはJMPを予定する(15万円前後)。国内外学会出張・参加に30万円、論文作成投稿関係に5万円程度を想定する。

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公開日: 2014-07-24  

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