研究課題/領域番号 |
24590768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
市原 正智 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (00314013)
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研究分担者 |
村雲 芳樹 北里大学, 医学部, 教授 (40324438)
祖父江 沙矢加 中部大学, 臨床検査技術教育・実習センター, 助教 (50513347)
岩本 隆司 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (60223426)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 分子状水素 / 紫外線 / 皮膚癌 / 線虫 / 炎症 |
研究成果の概要 |
分子状水素(以下水素)を疾患モデル動物に投与して、疾患の予防・改善効果が得られたことを示した報告が多数ある。そこで本研究では紫外線障害に対する水素の効果を検討した。線虫を用いた検討では水素は紫外線照射に伴う寿命短縮作用を改善した。次にヘアレスマウスを用いて紫外線照射に伴う皮膚癌の発症に対する水素の作用を検討したが、水素非投与マウスに比べて、水素投与マウスでは腫瘍形成時期に有意な遅延がみられた。こうした作用は水素による炎症機転の軽減を介した作用であることが推察された。よって水素は紫外線照射により誘発される皮膚癌発症の初期過程を修飾し、皮膚癌発症を遅延させる効果が期待された。
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自由記述の分野 |
実験病理
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