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2014 年度 実績報告書

小児生活習慣病予防に資する尿中バイオマーカーの疫学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 24590791
研究機関大阪大学

研究代表者

清水 悠路  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任研究員 (40569068)

研究分担者 磯 博康  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50223053)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードエコチル調査 / 環境因子 / 尿中バイオマーカー / 小児生活習慣病 / 高血圧 / 糖尿病
研究実績の概要

エコチル調査では、子どもが胎児の時から13歳に達するまで追跡し、化学物質の曝露や生活環境が子どもの発達、健康に与える影響について明らかにすることを目的として、妊娠、生殖、先天奇形、精神神経発達、免疫・アレルギー、代謝、内分泌などのエンドポイントと多様な環境要因との関連を検討できる。
本研究は、エコチル調査の追加調査にあたる研究であり、エコチル調査大阪ユニットセンターの参加者から採取した妊娠前期、妊娠中後期の尿を用いて尿中バイオマーカーを測定し、母親の生活習慣病や小児生活習慣病への影響を検討することを目的としている。測定項目は、高血圧の予測マーカーとしてナトリウム(Na)、カリウム(K)、尿素窒素(UN)、糖尿病の予測マーカーとしてC-ぺプチド(CPR)である。妊娠前期の尿中Na濃度の平均値は151.4±66.2 mEq/L、尿中K濃度の平均値は、42.0±22.8 mEq/l、尿中UN濃度の平均値は、612.1±280.9 mg/dl、尿中CPR濃度の平均値は、112.2±113.0 ng/mlであった(N=5300)。妊娠中後期については、それぞれ、137.1±66.2 mEq/l、38.2±22.2 mEq/l、514.9±266.5 mg/dl、116.3±127.8 ng/mlであった(N=5785)。現在、エコチル調査の全国データは未固定であるため、本研究では暫定データを使用して解析を進めた。その結果、非服薬者において妊娠前期のNa/K(四分位)の最高群では最低群に比べて、妊娠前期、中期、後期の収縮期血圧が高かった。CPR/CrについてはHbA1cとの関連は認められなかった。

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公開日: 2016-06-01  

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