研究課題/領域番号 |
24590816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
横川 博英 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00328428)
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研究分担者 |
金森 悟 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (20584113)
湯浅 資之 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30463748)
福田 洋 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70384120)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 健康教育 |
研究概要 |
本研究では「地域(自治体)」「職域」「病院」をフィールドとして、それらの健診受診者を対象とした観察前向き研究を計画している。既に分担研究者の福田は、企業及び健康保険組合を中心に6団体に研究協力の同意を取り付けて、その一部は平成25年度の国内学会で報告予定である。今後、それらの異なるフィールドのデータを標準化し、連結データとしてデータベースの構築を行う。 「地域」については、現在2つの自治体(北海道、群馬県)から研究協力の同意を取り付けている。群馬県の自治体については現在基本健診に合わせてアンケート調査を実施中であり、今後アンケート調査内容と健診データを連結する作業を行う予定である。北海道の自治体については、現地説明会を終了し今後基本健診受診者に対してアンケート調査を実施する予定である。それらの結果は、湯浅の助言を基に遂行する予定である。 「病院」については、福島県内の2病院の病院健診受診者を中心に平成24年10月からアンケート調査を実施している。現在のところ、ほとんど拒否者はおらず順調に調査を遂行している。 分担研究者らとは密に情報共有を行っており、本研究の主題である「ヘルスリテラシー」に関して最新情報を福田を中心に発信している。25年度に開催予定の複数の関連学会において既に、一般口演およびシンポジウムが予定されており、本研究の成果も報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
24年度は主に研究協力施設の選定を行い、「地域(自治体)」「職域」「病院」のフィールドを確保することができた。したがって、予定通りの達成と評価できる。湯浅の支援により現地説明会も適切に実施することができ、各協力支援組織と一定の信頼関係を得ることに成功している。また、「職域」については祖分析が可能な集計を行っておりその成果は福田らが国内学会で報告を予定するに至っている。 一部の協力組織においては24年度内の調査が実施できなかったが、それは健診自体が年度当初に集中していたことにあり、25年度早々に調査を行う準備は既に完了している。
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今後の研究の推進方策 |
25年度以降は調査を継続するとともに、継続して研究協力施設・組織の募集を行う。先行してるフィールドではベースライン調査のデータ収集が完了する予定であり、それらについては外部委託によるデータ入力を行う。その後、データ内容確認、分析を行う予定である。「職域」に関してはもっとも研究が先行していることから、福田を中心として国内学会において、一般演題として報告するとともにシンポジウムでの報告も検討している。
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次年度の研究費の使用計画 |
25年度は、24年度に実施している調査によって得られたデータの処理に一定額の研究予算を執行する予定である。また、データ収集が完了して学会報告が可能である案件については、成果発表に伴う旅費を見込んでいる。 データベースが構築されたのちには、分析のための統計解析ソフトを購入する予定である。各分担研究者に分析の一部を依頼することから、分担研究者にも必要な統計解析ソフトを購入のうえ準備する予定である。
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