本研究の主目的は、多施設共同の在宅高齢者コホート研究にて、在宅死や緊急対応等の頻度等を明らかにすることである。13か所の施設にて2013年2月登録を開始し2015年5月末の時点で中間集計を行った。612名のうち女性55%、平均年齢83.0歳、担癌状態24%であった。死亡率0.38人/人年で、このうち在宅死は0.15人/人年であった。また臨時往診:552件、1.31回/人年であり、入院:314回、0.74回/人年であった。登録開始が遅れたため2017年1月末まで追跡を行い、複雑性、ADL、栄養状態等とエンドポイントとの関連を検討する予定である。
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