多胎児は医学的問題や育児負担が大きいため、親子関係を改善するような親支援介入プログラムを多胎児に応用してその有用性を評価しようとした。無作為ランダム化デザインによって、1歳から5歳までの双子を持つ家庭において性、年齢、子どもの行動の問題の程度(SDQを使用)で層化したうえで、介入群22例、ウエイトリスト群22例を設定した。行動に問題や困難を感じる双子の一人に対してとし、双子のうちのもう一人を介入対象とした。介入群では、双子の一人に介入効果が生じた場合、もう片方の問題行動も解決され子育ての特徴もより一貫したものに変容してゆく事が分かった。
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