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2013 年度 実施状況報告書

肥満関連遺伝子および糖尿病関連遺伝子と大腸腺腫との関連を検討する分子疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 24590830
研究機関独立行政法人国立がん研究センター

研究代表者

山地 太樹  独立行政法人国立がん研究センター, がん予防・検診研究センター, 室長 (10466203)

キーワード大腸腺腫 / 糖尿病関連遺伝子 / ハプロタイプ
研究概要

平成25年度は、申請した研究計画に則り、糖尿病関連遺伝子TCF7L2 およびKCNQ1の詳細な検討を行った。糖尿病関連遺伝子TCF7L2 は、10番染色体のq25.2-q25.3上に存在する大きさ約220 kbpの遺伝子である。GWASカタログによれば、2013年末時点で糖尿病に関連する表現型との相関が報告されているTag SNPはTCF7L2遺伝子上に4つ(rs12243326, rs4506565, rs7901695, rs7903146)あり、このうち複数の研究で確認されているのは2つのTag SNP(rs4506565, rs7903146)であった。また、GWASカタログに掲載されている4つのTag SNPは、TCF7L2遺伝子の概ね114,740 kbpから114,780 kbpの範囲にまとまって存在していた。ハプロタイプ解析を行ったところ、4つのTag SNPがブロック1(rs4506565, rs7901695, rs7903146)、ブロック2(rs12243326)に分類されることが分かった。糖尿病関連遺伝子KCNQ1 は、11番染色体のp15.5上に存在する大きさ約400 kbpの遺伝子である。GWASカタログによれば、2013年末時点で糖尿病に関連する表現型との相関が報告されているTag SNPはKCNQ1遺伝子上に4(rs163182, rs2237892, rs2237895, rs2237897)あり、このうち複数の研究で確認されているのは1つのTag SNP(rs2237892)であった。また、GWASカタログに掲載されている4つのTag SNPは、KCNQ1遺伝子の概ね2,796 kbpから2,816 kbpの範囲にまとまって存在していた。ハプロタイプ解析を行ったところ、4つのTag SNPが同じブロックに存在することが分かった。同じブロックに存在するTag SNPから得られる遺伝的情報はほぼ同一であるので、大腸腺腫との関連解析を行うにあたり、TCF7L2遺伝子から2つのTag SNP(rs7903146, rs12243326)、KCNQ1遺伝子から1つのTag SNP(rs2237892)を選択することとした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

肥満関連遺伝子FTO と糖尿病関連遺伝子TCF7L2 およびKCNQ1 のTag SNP選択が終了し、遺伝子多型解析を開始するまでに至っている。

今後の研究の推進方策

肥満関連遺伝子FTO と糖尿病関連遺伝子TCF7L2 およびKCNQ1 の遺伝子多型解析が終了後、大腸腺腫との関連解析を行う計画である。

次年度の研究費の使用計画

遺伝子多型解析を行う器材・試薬等の使用期限を考慮し、一部の購入を平成26年度に分けて行った方が望ましいと判断したため。
平成26年度に購入するのが望ましいと判断した器材・試薬等を調達し、計画通り遺伝子多型解析を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 大腸腺腫の発生要因を探索する症例対照研究

    • URL

      http://epi.ncc.go.jp/mstudy/132/index.html

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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