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2013 年度 実施状況報告書

がん診断後のうつ病の背景因子に関する分子疫学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 24590831
研究機関独立行政法人国立がん研究センター

研究代表者

小川 朝生  独立行政法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, 分野長 (10466196)

研究分担者 内富 庸介  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (60243565)
キーワード疫学 / 分子疫学 / 臨床精神分子遺伝学 / 緩和医療
研究概要

肺がんの原因究明と新たな支持療法開発のために構築されたデータベースに登録された1800例のデータベースを対象に、下記の遺伝子解析を実施した。
1) 対象患者のメタノール固定パラフィン包埋病理組織標本からlaser capture microdissection (LCM)を用いて、特異的に肺癌細胞を取り出し、ゲノムDNAを抽出する。がん細胞のDNA上の遺伝的多型と体細胞変異を区別するための比較材料として、がん部と同等の品質のDNAを得るために同時に切除された非がん組織からもゲノムDNAを抽出する。
2) 抽出したDNAからSure Select Target Enrichment System (Agilent Technologies社)等を用いて全エクソン領域を濃縮する。この領域をIllumina Genome Analyzer等を用いてpaired-end sequencing法により95%以上の領域で10 depth以上、70%以上の領域で30 dept
h以上のcoverageを目標にシーケンスを行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

遺伝子多型の決定が済んだ解析例に対して、追って解析を追加している。別プロトコールの研究と併せて解析を実施しており計画の修正があり進捗がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

今後シーケンスを継続して行う。これによりゲノムDNAの変異、構造異常等が見出されたものについて、サンガー法によるDNAシーケンス、DNAマイクロアレイ法等を応用し確認を行う。
その後、 対象患者の臨床背景、心理社会的因子(Mental Adjustment to Cancer (MAC) scaleおよびHospital Anxiety and Depression Scale (HADS))について上記データベースから抽出する予定である。

次年度の研究費の使用計画

遺伝子多型の決定が済んだ解析例に対して、追って解析を追加している。別プロトコールの研究と併せて解析を実施しており計画の修正があり進捗がやや遅れているため。
遺伝子多型の決定が済んだ解析例に対して、追って解析を追加している。別プロトコールの研究と併せて解析を実施する。

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Impaired mental health among the bereaved spouses of cancer patients.2013

    • 著者名/発表者名
      1. Asai M, Akizuki N, Fujimori M, Shimizu K, Ogawa A, Matsui Y, et al.
    • 雑誌名

      Psychooncology.

      巻: 22(5) ページ: 995-1001

    • DOI

      10.1002/pon.3090

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Characteristics associated with empathic behavior in Japanese oncologists.2013

    • 著者名/発表者名
      2. K. Kondo, M. Fujimori, Y. Shirai, Y. Yamada, A. Ogawa, N. Hizawa and Y. Uchitomi.
    • 雑誌名

      Patient Education and Counseling

      巻: 93(2) ページ: 350-353

    • DOI

      S0738-3991(13)00268-1 [pii] 10.1016/j.pec.2013.06.023

    • 査読あり
  • [雑誌論文] がん領域における精神疾患と緩和ケアチームの役割2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 雑誌名

      PSYCHIATRIST

      巻: 18 ページ: 422-426

  • [雑誌論文] 一般病棟における精神的ケアの現状2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 雑誌名

      看護技術

      巻: 59(5) ページ: 422-426

  • [雑誌論文] せん妄の予防-BPSDに対する薬物療法と非薬物療法-2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 雑誌名

      緩和ケア

      巻: 23(3) ページ: 196-199

    • 査読あり
  • [雑誌論文] がん領域における精神心理的ケアの連携2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 雑誌名

      日本社会精神医学会雑誌

      巻: 22(2) ページ: 123-130

  • [雑誌論文] 高齢がん患者のこころのケア2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 雑誌名

      精神科

      巻: 23(3) ページ: 283-287

  • [雑誌論文] がん患者の終末期のせん妄2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 雑誌名

      精神科治療学

      巻: 28(9) ページ: 1157-1162

  • [学会発表] 震災後のがん緩和ケア・精神心理的ケアの在宅連携2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 学会等名
      第4回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
    • 発表場所
      仙台市
    • 年月日
      20130517-20130519
    • 招待講演
  • [図書] ベッドサイド泌尿器科学改定第4版2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 総ページ数
      1112
    • 出版者
      南江堂
  • [図書] 緩和医療薬学2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      南江堂
  • [図書] 身体疾患患者精神的支援ストラテジー2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 総ページ数
      27
    • 出版者
      NOVA出版
  • [図書] 内科医のための不眠診療はじめの一歩2013

    • 著者名/発表者名
      小川朝生
    • 総ページ数
      221
    • 出版者
      羊土社
  • [備考] 独立行政法人 国立がん研究センター精神腫瘍学グループ

    • URL

      http://pod.ncc.go.jp/

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公開日: 2015-05-28  

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