研究課題
平成 26 年度は、鳩、ウズラ、その他の野鳥からの本菌の分離を試みました。その結果、種集した菌株が 400 株を超えました。パルスフィールドゲル電気泳動装置を用い、400株余りの遺伝子型(プロファイル)を決定しました。プロファイルが他の株と重複しない 100 株あまりを選択しました。その 100 株余りに対して、生化学性状、遺伝子型、薬剤耐性パターン等を調べました。さらに食品からの分離を試みました。内訳は鶏肉(内臓含む) 184 検体、野菜(モヤシ等)323 検体を対象としました。その結果、スプラウト食品からは本菌は分離されませんでした。鶏肉では 2 検体から遺伝子型の異なる 3 菌株が分離されました。市販食品(鶏肉)からの本菌の分離は世界初であり、本菌の人への感染経路の一つではないかと考えられます。本菌の特徴は、乳糖陰性、運動性陰性等の性状の他、ラムノース陰性等が共通の性状であった。
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