研究成果の概要 |
本研究では,前処理の大幅な簡略化とスイッチングバルブを3台とバイナリーポンプ一台によるバックフラッシュカラムスイッチングシステムを構築し,HPLC/MS/MSを用いた薬物の迅速分析法の開発を行った。構築したバックフラッシュスイッチングシステムでは,タンパク質等の生体高分子は,約0.1分以内に溶出することを確認した。また,移動相として0.1%ギ酸水溶液及び0.1%ギ酸含有アセトニトリルを用いたグラジェント法により,テスト化合物として用いたハロペリドール及びその代謝物は3.5分以内に溶出し,さらに相互分離させることも可能となった。
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