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2012 年度 実施状況報告書

ヘリコバクター・ピロリ関連胃発癌過程におけるゲノム異常生成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24590915
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都大学

研究代表者

松本 裕子  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20452360)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード胃癌 / ヘリコバクター・ピロリ菌 / ゲノム異常
研究概要

本研究では、胃上皮細胞への遺伝子異常を導入する活性をもつ遺伝子編集酵素Activation-Induced Cytidine Deaminase (AID)が、ヘリコバクター・ピロリ菌感染からの胃癌発生過程に果たす役割を明らかにするとともに、胃癌発生過程に生じる遺伝子異常(genetic および epigeneticな変化)の全体像を解明することを目的とする。
具体的な研究計画として、AIDを過剰発現する胃上皮細胞(ヒト培養細胞・マウス)、ヘリコバクター・ピロリ菌を経口感染させた野生型マウスの胃上皮細胞、ヘリコバクター・ピロリ菌感染陽性のヒト臨床検体(慢性胃炎・胃癌)において、既知のすべての遺伝子DNA全エクソンの塩基配列と染色体異常(geneticな変化)およびDNAメチル化異常(epigeneticな変化)について解析を行い、胃上皮におけるAIDの持続発現の結果生じるゲノム異常生成・蓄積の全体像を明らかにするための実験を行う。まず1年目では、上記マウスの準備を行い、AIDを過剰発現する胃上皮細胞の樹立およびHP菌感染陽性ヒト胃臨床検体の収集を行っているところである。野生型マウスにヘリコバクター・ピロリ菌を経口感染させたものがようやく1年経過し、胃上皮からDNAを抽出、各解析法にあわせてサンプル処理後、ゲノム異常解析を行っているところである。今後、マウス・培養細胞・ヒト臨床検体が準備できしだい、順次解析を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

マウス、培養細胞、ヒト臨床検体の準備に時間がかかるため。

今後の研究の推進方策

マウス、培養細胞、ヒト臨床検体が準備できしだい、順次ゲノム異常解析を進めていく。

次年度の研究費の使用計画

該当なし。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 京都大学医学研究科消化器内科 各研究領域の紹介

    • URL

      http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~gastro/research/area/index.html

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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