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2012 年度 実施状況報告書

消化管間質腫瘍のエピジェネティクス異常と予後予測マーカーの同定

研究課題

研究課題/領域番号 24590924
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋市立大学

研究代表者

岡本 泰幸  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (60444973)

研究分担者 林 香月  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00405200)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードGIST
研究概要

本研究の目的は消化管間質腫瘍(Gastrointestinal Stromal Tumor, GIST)の臨床検体を使用し、再発・転移の高リスク群を診断するDNAメチル化マーカの有用性を前向コホートで検証すること、そして、対象症例の検体を用いてDNAメチル化と遺伝子発現の関係を明らかにすることである。
基盤研究計画書で提示した対象症例数は、先の研究での3年無再発生存率(メチル化群で62%、非メチル化群で96%)より、両側α=0.05とし、検出力を80%、追跡調査期間を3年として必要症例数は推定で各群32症例と考えた。この数値をもとに合計で80例を予定症例数と設定したが、一般臨床において悪性GISTの頻度は低く目標の80症例では検討が厳しいのではないかとの指摘を複数の臨床医より指摘いただいた。したがって目標症例数等の改変をし臨床研究計画書を再度作成中である。また、本臨床研究で採取した検体を用いてGISTのメチル化と悪性度の関連、また転移能の関係を検討する予定であったが、前向き試験の開始が遅れているため、既存のGIST組織を使用してDNAメチル化と遺伝子発現の関連等を解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

臨床試験計画書の変更が必要と判断されたため。

今後の研究の推進方策

研究計画書を改定し、早急に臨床試験を開始する必要がある。また、検体採取は当初の予定に比して遅延するため、既存の臨床検体を用いてGISTの悪性化の分子生物学的機序を明らかにする。

次年度の研究費の使用計画

DNA、RNA抽出の試薬。
GISTのメチル化レベル測定に必須である、パイロシークエンス、リアルタイムPCRを施行する試薬。
その他、必要と考えられる各種抗体、試薬。

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公開日: 2014-07-24  

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