研究課題
基盤研究(C)
ラット逆流性食道炎における睡眠障害の有無について研究を開始する準備を行った。すなわち、ラットに脳波の電極を設置する手技や解析ソフト使用方法、脳波・筋電図の評価による覚醒・睡眠の区別並びに睡眠中のREM期およびNREM期の診断である睡眠実験とは別に、逆流性食道炎による血清マーカー(エキソソーム由来miRNA)を網羅的に解明する目的で、ラット逆流性食道炎およびシャムオペ群より血液を採取し、ExoQuickにてエキソソームを抽出し、miRNeasy mini kitを用いてエキソソーム由来のマイクロRNAを抽出した。検体の濃縮の結果、50-80ng/ul程度のmiRNAが得られ、アジレントのmiRNAアレイを受注した。現在解析待ちである。
4: 遅れている
ラット逆流性食道炎における睡眠障害の解析実験が遅れているが、脳波装着やその他技術的なことは修得できたので、適宜実験を開始する予定である。アジレントmiRNAアレイは依頼先の受注が混雑している時期であったため、結果が遅れているが、解析結果が報告され次第、次の実験に移る。
マイクロアレイ解析の結果を急ぎ、ある程度ターゲットとなるmiRNAを絞り込むラット脳波の実験を行い、睡眠障害の有無程度を検討する
アレイ解析費用、ラット脳波測定費用、ターゲットmiRNAに関するReal-time PCRにかかわる分子生物学的試薬など消耗品、学会出張費などに使用する予定である。
すべて 2012
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)
Journal of Gastroenterology
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10.1007/s00535-012-0601-4.
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nasi