研究課題/領域番号 |
24590926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
武藤 弘行 自治医科大学, 医学部, 准教授 (50322392)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | Cdx2 |
研究概要 |
Cdx2トランスジェニックマウスの胃の腸上皮化生粘膜におけるmicroRNAの解析を行う方針で当該科研費を申請した。その後Cdx2トランスジェニクマウスに加えて、新たに、腸粘膜上皮細胞の幹細胞マーカーであるLgr5を胃粘膜に特異的に発現させるトランスジェニックマウスの作製に成功した。既に、このLgr5トランスジェニックマウスの胃粘膜上皮細胞においては他の腸粘膜上皮細胞の幹細胞マーカーの誘導が確認された。そこで、当該科研費の申請時のCdx2トランスジェニックマウスの腸上皮化生におけるmicroRNAの解析に加えて、Lgr5トランスジェニックマウスのmicroRNAの解析も試みる。また、Cdx2トランスジェニックマウスとLgr5トランスジェニックマウスの交配により得られるダブルトランスジェニックマウスのmicroRNAの解析も行う予定である。正常マウス、Cdx2トランスジェニックマウス、Lgr5トランスジェニックマウス、Cdx2-Lgr5ダブルトランスジェニクマウスの胃粘膜のmicroRNAの発現をマイクロアレイで比較検討するためのRNA抽出が終了し、マイクロアレイ解析の準備ができあった状態である。microRNAのマイクロアレイは外注する予定である。さらにこれらのトランスジェニックマウスの遺伝子発現のマイクロアレイも行い、microRNAと遺伝子発現との関係を明らかにする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「研究実績の概要」に記載したように、Cdx2トランスジェニックマウスに加えて、Lgr5トランスジェニクマウスの作製に成功したため当該研究の更なる進展が期待できる状態になった。
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今後の研究の推進方策 |
「研究実績の概要」に記載したように、Cdx2トランスジェニクマウスに加えてLgr5トランスジェニクマウスの作製に成功したため、当初のCdx2トランスジェニクマウスのmicroRNAの解析に加えてLgr5トランスジェニックマウス、Cdx2-Lgr5ダブルトランスジェニクマウスの解析も可能になった。これらのトランスジェニックマウスのmicroRNAの解析を網羅的にマイクロアレイで行う方針である。
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次年度の研究費の使用計画 |
microRNAの解析をマイクロアレイで行うことから次年度n研究を開始する。このマイクロアレイを外注するための費用を研究費から賄う方針である。マイクロアレイの解析結果をもとにして詳細な解析を行うために研究費を使用する予定である。
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