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2014 年度 実施状況報告書

原発性胆汁性肝硬変マウスの制御性B細胞の分布機能解析とB細胞標的療法最適化の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24590952
研究機関秋田大学

研究代表者

守時 由起  秋田大学, 医学部, 講師 (90585522)

研究分担者 茆原 順一  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80197615) [辞退]
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード炎症制御細胞 / 動物モデル / 原発性胆汁性肝硬変
研究実績の概要

原発性胆汁性肝硬変動物モデルマウスにおいてInterleukin(IL)-10産生制御性B細胞の体内分布の時間的変化、 CD8+T細胞移植肝臓 炎症モデルにおける炎症抑制メカニズム検討し、抗マウスCD20 抗体による同モデルマウスの治療反応性との関連を検討すること、および、IL-10産生制御性B細胞の自己抗体産生能を検討し、炎症抑制・促進機能のバランスから、ヒトB細胞標的療法においてより有効 性と安全性の高い治療戦略の提言を目指して、研究を進めている。
本年度(平成26年度)は、検討予定の特異的マーカーを発現する動物モデルの作成に成功し、当該動物の繁殖を進めている。 IL-10GFP reporterマウスとの交配により作成した疾患モデルマウスにて肝内の炎症細胞浸潤が病理組織学的に認められており、IL-10産生細胞の解析の条件検討を進めている。またヒト原発性胆汁性肝硬変患者脾臓での検討において、IgM産生にはCXCL13陽性細胞の関与が示唆されることを 共同研究者とともに論文発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度(平成24年度)に検討予定の特異的マーカーを発現する動物モデルの作成に難渋したため遅れを生じていた。今年度は動物モデルにて肝臓炎症細胞浸潤も確認させており、当該動物を用いたIL-10産生B細胞の解析条件検討を進めている。

今後の研究の推進方策

当該動物のスクリーニングも含めて、動物の繁殖継代に現時点で問題はない。1年の研究期間延長が了承されており、当初の研究計画に基づいて炎症制御性と推定されるIL-10産生B細胞の検討を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

当該年度での検討内容の進捗に遅れがあり、1年間の補助事業期間延長申請が承認されたため、その期間内に使用する物品の購入費等を次年度使用額とした。

次年度使用額の使用計画

物品費、論文投稿費等として使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Splenic lymph follicles generate immunoglobulin M- producing B cells in primary biliary cirrhosis2014

    • 著者名/発表者名
      Kentaro Kikuchi, Koichi Tsuneyama, Hanae Yamada, Yusuke Kajiyama, Kotaro Matsumoto, Hiromichi Tsunashima, Risa Yamashita, Atsuko Takai, Masatsugu Negishi, Masumi Hara, Yuki Moritoki and Hiroshi Miyakawa
    • 雑誌名

      Hepatology Research

      巻: 44 ページ: E253-E256

    • DOI

      10.1111/hepr.12231

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-05-27  

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