研究成果の概要 |
GFP/CCl4モデルによる骨髄細胞投与後の肝組織を免疫電顕で解析したところ,投与した骨髄細胞は大きさ・形態から類円形の大型細胞(MMP9陽性)と核N/C比の高い小型細胞(A-6,Liv2陽性)の二種類の細胞集団が存在し,EpCAM陽性細胞は小型細胞の中に含まれることがわかった。全骨髄細胞をEpCAM陽性・陰性群に予め分離し,それぞれの群を持続肝障害(CCl4)モデルに静脈投与し,その肝臓内での様々な細胞の形態や特徴,肝線維化の改善を解析したところ,EpCAM陽性群よりもEpCAM陰性群の方が肝線維化抑制効果を認めた。
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