非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)においてGP120やFerroportinのSNPと病態との関連を解析したが、特定の関連は見いだせなかった。現在は、PNPLA3遺伝子のSNPとNAFLDの病態との関連を前向きに試験が進行中である。次に、過剰な栄養負荷によるInflammasomeの活性化とNAFLDの病態との関連を検討した。その結果、NAFLDではNLRP3 Inflammasome関連分子の発現が亢進しており、Inflammasomeの活性化によってマクロファージやクッパー細胞で産生されるIL-1βやIL-18が組織学的炎症やトランスアミナーゼ値と正に相関することが判明した。
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