次年度の研究費の使用計画 |
次年度は、これまでの報告・研究内容より、ナノ粒子によって誘導されるオートファジー/アポトーシスの生物学的意義を明らかにするため, すなわちオートファジーが細胞保護的作用あるいは細胞死誘導として機能しているかを解明するために, オートファジー関連遺伝子(PTEN遺伝子を含む)をsiRNAによって発現抑制およびオートファジー阻害薬を用いることによって検討する.さらに,膵癌細胞における既知のオートファジー誘導療法(BCL-2阻害薬など)およびGEMを併用する事によって,細胞増殖抑制効果およびオートファジー誘導効果の相加・相乗効果について検討を行う.また,これら薬剤併用による細胞内へのナノ粒子の取り込み効果について検討を行い,より効率のよいナノ粒子との併用療法を確立する.
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