研究成果の概要 |
色素内視鏡併用下で腺口形態所見及びNarrow Band Imagingによる微細血管所見による鋸歯状ポリープ診断に関する第二相試験を行い「黄色粘液付着」が鋸歯状腺腫(sessile serrated adenoma/polyp, SSA/P)診断における有用な内視鏡的鑑別所見となった. 一方,分子生物的解析では,左側病変に比べ右側大腸の鋸歯状病変でCpG island methylator phenotype陽性大腸癌の前駆病変である可能性を明らかにした.さらに,右側大腸のSSA/Pと過形成性ポリープについてDNAメチル化アレイ解析を行い,腫瘍発生過程に関与しうる新規候補遺伝子群を抽出した.
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