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2012 年度 実施状況報告書

左室駆出率を超える心不全指標としての左室長軸収縮率の臨床的意義の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24591035
研究種目

基盤研究(C)

研究機関筑波大学

研究代表者

石津 智子  筑波大学, 医学医療系, 講師 (10507859)

研究分担者 瀬尾 由広  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40375499)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード心不全 / 観察研究
研究概要

本研究は左室長軸収縮率が心不全の新しい予後予測指標として有用化かを医師主導型の多施設共同登録研究によって明らかにすることにある。計画している具体的研究は心不全初回入院患者を多施設で共通のデータベースに登録、入院時および退院時の心エコー長軸方向収縮率と2年間の予後追跡情報とを比較検討するものである。
長軸方向収縮率測定は心エコー検者の主観によらない客観的で再現性の高い方法であり、本指標により心病変が可逆性である時期が誰でも簡単に同定できれば、これまで有効な治療がなかった左室駆出率が保たれた心不全の予後の改善に貢献できると期待される。さらに、本研究によって今後の心不全介入研究の足がかりとなる研究基盤が整うものと期待される。
本研究の対象は心不全初回入院症例とする。目標登録数は2年間で1000例とする。2年間の登録期間後、1年間の予後期間(最長3年、平均2年観察)を限定し調査登録を行う。心不全入院中の臨床的データの診療録をベースとした収集を行い、入院時、退院時に分けて心エコー動画記録解析を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は参加施設が9施設に拡大された。各施設における患者登録システムが完了したことを確認した。
現在までの登録状況は200例を超え、目標症例数1000例に向けて当初の予定よりも登録症例数が少ない。

今後の研究の推進方策

今後登録症例数増加に向けてさらにデータベース入力の実務を担う人材雇用を進める計画である

次年度の研究費の使用計画

物品費、旅費に継続して経費を予定するとともに、物品費の一部を人件費に移行し、研究推進に尽力する計画である。

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公開日: 2014-07-24  

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