ビーグル犬を①placebo群と②irbesartan群の2群に分け、各薬剤の投与下で毎分400回の心房高頻度刺激を4週間施行した。4週間の心房高頻度刺激により、左室機能は両群で同等に低下した。Placebo群で見られた心房細動持続時間の延長は、irbesartan群では抑制された。心房不応期の短縮は両群で同等であった。組織学的検討では、irbesartanによる線維化などの心房の構造的リモデリングの抑制が確認された。Irbesartanは心房高頻度刺激心房高頻度刺激モデルにおいて、線維化などの心房の構造的リモデリングを抑制し、心房細動持続時間の延長を抑制した。
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