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2013 年度 実施状況報告書

超音波と光干渉波を組み合わせた新しい冠動脈不安定プラーク診断装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24591043
研究機関岐阜大学

研究代表者

川崎 雅規  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50214630)

キーワード血管内超音波
研究概要

Integrated backscatter intravascular ultrasound (IB-IVUS)とOptical coherence tomography (OCT)を冠動脈の枝や石灰化を指標にしながら同一部位で施行し、IB-IVUS画像とOCT画像の重ね合わせ像を構築することを目標にして、作業を開始した。
冠動脈プラークの組織性状診断を可能とするIB-IVUS装置とOCT装置にはそれぞれ長所・短所がある。IB-IVUS装置では血栓の診断は不可能であるがOCT装置では可能であり、OCT装置では血管全体の診断は不可能であるが、IB-IVUS装置では可能である。IB-IVUS装置と
OCT装置を同時に施行できれば互いに欠点を補うことができ、より詳細で正確な冠動脈プラークの定量的組織性状診断が可能となる。約200例で、冠動脈の同じ部位でIB-IVUSとOCTを試行し、プラークの脂質コアの広がりと量をIB-IVUSで、繊維性被膜の厚みと血栓の存在を解析した。その結果、IB-IVUSで評価できない因子をOCTで、OCTで評価できない因子をIB-IVUSで評価できることが確認された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

OCTカテーテルがガイドワイヤータイプでなくなったため、IB-IVUSとOCTの同時試行が現状では困難となっている。

今後の研究の推進方策

IB-IVUSとOCTで評価するプラークの組織性状診断以外に、冠動脈の硬さや拍動を評価するpalpographyの機能を追加する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Tissue Characterization of Coronary Plaques and Assessment of Thickness of Fibrous cap Using IB-IVUS Comparison with histology and OCT

    • 著者名/発表者名
      Masanori Kawasaki
    • 学会等名
      The 7th Coronary Intravascular Ultrasound
    • 発表場所
      韓国 ソウル
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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