研究課題/領域番号 |
24591052
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
永瀬 聡 岡山大学, 大学病院, 助教 (50397907)
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研究分担者 |
中村 一文 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (10335630)
森田 宏 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (50322227)
西井 伸洋 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50537214)
草野 研吾 独立行政法人国立循環器病研究センター, 心臓血管内科部門, 部長 (60314689)
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キーワード | J波症候群 / Brugada症候群 / 遺伝子解析 / 心臓電気生理検査 / 心臓突然死 |
研究概要 |
データの蓄積に伴いこれらの研究結果を元に致死的心室性不整脈を発症した患者群と発症していない患者群との相違点を検討し、さらに検討した患者群を前向きにフォローして多形性心室頻拍・心室細動出現の予測因子を電気生理学的にそして遺伝子学的検討から同定する。またJ波症候群における多形性心室頻拍・心室細動発生の機序を解明する。J波の成因として再分極異常説および脱分極異常説がこれまで提唱されており、この観点からもJ波症候群患者を分類し、リスク層別化を検討する。そして無症状のJ波症候群において、植え込み型除細動器が必要と考えられる患者の層別化を試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、計60人の左室心外膜側の電位を記録し、データを解析し、一部は既に論文となっている。また現在、投稿中の論文もある。また学会等での発表、そして招待講演での発表も行っている。
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今後の研究の推進方策 |
電気生理検査の結果の解析、心筋生検組織の解析、遺伝子解析をさらに進めていく。また検討を行った患者群を前向きにフォローすることにより、致死的不整脈発生の危険因子を検討していく。
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