徐放化多血小板血漿の効果を基礎研究で検証後臨床での安全性及び製剤安定性を検証するためのプロトコールを作成した。これには閉鎖環境操作、多血小板血漿作成の自動化、成長因子濃縮効率確認と徐放化技術導入による効果検証を含む。第三種再生医療として厚生労働省へ届け出し、臨床研究開始。まず末梢動脈疾患の新生血管評価を行う方法が未開拓であるため、核医学検査による新生血管の位置、血流及び血管径の評価を可能にし、次に適応疾患として膠原病を合併した動脈硬化症に対する効果を検証し論文発表。現時点で徐放化多血小板血漿による臨床効果は安全面においては有害事象を認めず、その臨床効果を検証するため症例を蓄積中である。
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