研究課題/領域番号 |
24591077
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
清野 精彦 日本医科大学, 医学部, 教授 (10163073)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 臨床心血管病態学 / 冠動脈疾患 / 睡眠時無呼吸 / 糖尿病 / 不安定プラーク / 高感度トロポニン / BNP / 冠動脈内視鏡 |
研究概要 |
安定冠動脈疾患症例において睡眠時無呼吸症候群重症度と冠動脈造影粥状硬化重症度(Gensini score)、高感度トロポニンT(心筋傷害)、NT-proBNP心筋ストレス)の上昇が密接に関連することを明らかにした。冠動脈血管内視鏡後ろ向き解析により、糖尿病のみならずprediabetes症例でも黄色(不安定)プラークが高頻度に潜在することを明らかにした。冠動脈および下肢動脈カテーテル治療に伴うバイオマーカー遊出を解析。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
冠動脈疾患、メタボ、睡眠時無呼吸症例を対象に、心血管バイオマーカーと先端イメージングを基軸に病態を解析し、数編の原著論文、総悦に発表した。当初のflow cytemetry解析には至っていない。現況は、各種心血管バイオマーカーサンプリングと測定・解析の段階にあるため。
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今後の研究の推進方策 |
主目的である「心血管バイオマーカー・先端イメージング・リンケージ解析」に焦点を絞り、「monocyteおよびmacrophageのcytekine発現、免疫機序(flow cytemetry)解析」に関しては次段階または別途研究にシフトを検討。最終的な目標である「バイオマーカーをサロゲートとする包括的治療戦略」を構築したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
各種心血管バイオマーカーの測定、先端イメージング費用に使用する。また研究成績学会発表(AHAまたはESC)、英文論文投稿・publication費用を計上する。
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