研究課題/領域番号 |
24591085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 独立行政法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
大原 貴裕 独立行政法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (70443504)
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研究分担者 |
安田 聡 独立行政法人国立循環器病研究センター, 病院, 部門長 (00431578)
安斉 俊久 独立行政法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長(心不全担当) (60232089)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 拡張能 / エコー / 運動負荷 |
研究概要 |
本研究は、カラーMモード法を用いて非侵襲的に心室内圧較差(IVPD)を測定する方法と、運動負荷心エコー法とを用いて、拡張期心不全の早期の血行動態を解析し、拡張期心不全の早期診断と治療に資することを目的としている。平成24年度は以下の成果をあげた。 1)運動負荷エコーデータの収集 2013年4月までに52例の運動負荷心エコーを実施した。現在の運動時のカラーMモードエコー図を解析中である。 2)IVPDとその他の指標との関連の探索 心不全精査、抗腫瘍薬投与後精査で心エコーを行った15例について、IVPDと、2Dスペックルトラッキング法を用いて、組織ドプラ指標(global longitudinal strain, global longitudinal strain rate, strain rate during isovolumic relaxation, early diastolic strain rate)、左室ねじれ運動の指標(peak twisting rate, peak untwisting rate)を計測し、比較した。その結果、IVPDはpeak untwisting rateと正の相関を認めたが、左室駆出率やtwisting rate、他の組織ドプラ指標とは相関しなかった。以上の結果は、IVPDの規定因子を理解する上で有意義な結果と考えられた。以上の結果を、2013年4月の日本心エコー図学会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
運動負荷エコーの組み込み患者数は想定通りに組み込まれた。現在画像を解析中である。健常ボランティアについてはまだ画像採取を行っておらず、次年度以降の課題となる。IVPDと他のエコー指標との関連についての解析を先行して行うことができた。研究はおおむね順調に進展しているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
現在実施中の画像解析をさらに推し進める。 健常ボランティアの組み込みを行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
画像解析装置は、既存の旧式のものを使用継続している。次年度においては新しい装置を購入し、解析の効率を上げる予定である。また、すでに出てきている研究成果を、国内海外学会において発表するための旅費にあてる予定である。 データは順調に集まりつつあるが、まだ本格的な解析には至っておらず、そのために必要なソフト調達のための費用や、人件費が発生しなかったために、残金が生じた。次年度以降にこれらの費用を使用する予定である。
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