Notch発現非小細胞肺がん細胞株におけるNotch inhibitorであるγsecretase inhibitor (GSI)とBcl-2 inhibitor(ABT-737)の併用治療効果について検討した。GSI、ABT-737の併用治療は、in vitroで相乗的に抗腫瘍効果を認め、in vivoにおいても単独治療と比較して有意に肺癌細胞の増殖を抑制した。併用治療はアポトーシスを強く誘導し、PARPの発現上昇とBimとBak の発現が増強した。Bim siRNAにより併用治療におけるアポトーシスの抑制とPARPの発現低下を認めたことからBim依存的であることが示された。
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