SPC-rtTA & TRE-H2BGFPマウスにドキシサイクリン(DOX)を胎生6.5日から生後14日まで投与すると、肺胞上皮系細胞の核がGFPにより標識されていた。DOXを中止すると、経時的に大部分の肺胞上皮細胞は標識を失っていったが、6週間後でも標識が核内に残存している細胞群 (LRCs≒肺胞上皮幹細胞)を確認した。LRCsの表面マーカーの発現をフローサイトメトリーにて解析を行った所、beta4-integrinの発現明らかに上昇していた。LRCsは明らかにコロニー形成率が高く、またコロニーの大きさも大きかった。LRCsの局在を共焦点顕微鏡にて解析した所、肺胞領域に散在して存在していた。
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